2012年6月11日月曜日

MBA事前学習(企業理解:サムスン)


MBA受験について本やWebを読んだり調べたりしている際に、よく見聞きすることの一つに

「MBAプログラム内では、日本代表の立場からの意見を求められる、特に日本企業の戦略に関してはよく知っておくと良い。」

というのがあります。

読み始めるとダラダラと時間を気にせず読んでしまう性質なので、受験中は読んでいませんでしたが、ようやく解禁ということで、財務や会計などの基礎科目学習の傍ら、日本企業理解という建前で何冊か読み進めています。(別途エントリーします。)

そこで、日本の製造業の危機、日本の経営やばい!といったテーマの本をいくつか読み進めるうちに、日本の失敗ケースに対して成功ケースとしてよく引き合いに出されるのが、サムスン電子。

1990年頃から日本の失われた20年間にソニー、パナソニック、シャープ・・・と日本国内の大手電子機器企業が低迷する中、
  • 4700万人と日本の半分以下の人口
  • 日本以上に少子高齢化が進む先進国
  • 日本と同じく資源をもたない国

という一見日本と同じかそれ以下の地理的、環境的バックグラウンドの韓国で
なぜサムスンやLGは、グローバル化に成功し利益やシェアを伸ばすことに成功したのか?

ブログタイトルには事前学習、企業理解などとありますが、特になんちゃら分析的なものは考えず、っていうかそんなもんできねーし、漠然とした疑問を持ちながら読みました。




なんと言っても一番大きな違いは、やっぱり政治。

1990年代後半のアジア危機でウォンが大暴落し、デフォルト直前まで追い込まれた韓国は、
政府主導で企業・国民が一体となって困難を乗り越えようと一丸となって立ち向かい克服します。

国内マーケットで食べていける日本企業と違って、海外マーケットに出て行かないと立ち行かなくなるという環境要因もあったんですね。
「輸出で海外展開、成長するにはそれしかない!」
というところで官民の利害が一致し、政府主導でフォーカスしてきます。

特に、このあたり
  • 国が積極的に経済に介在し、国がウォン安を主導して輸出産業をバックアップする。
  • 一部の産業から反対がでても国全体の利益を考えて必要な政策は推し進める。
  • 外資企業を韓国内に誘致するために積極的に法人税を引き下げる(実行税率27.5%)
TPPの議論とかでもわかるように合意形成を重んじる日本では非常に難しいですね。
ま、既得権益にしがみついている方々が政治の主導権を握っている限り無理ですね。

このあたり、韓国の場合、破産寸前までいっちゃって、既得権益にしがみつく財閥までIMFに解体されたのは幸運だったと言えるんでしょうか。

話を戻すと、国が積極的なので企業としてももちろん成長できるわけで、
サムスンは、なんといっても韓国のGDPの22%を占める企業なのでもちろん成長するわけですが、

本の中では、成長の起動力の一つとして「人材確保に対する執着力」に関してひつこく説明されています。

韓国企業というよりも多国籍企業というような多様性であったり、グーグルなんかもやっている現地での生活立ち上げから文化理解までさせるような海外派遣からもプロダクトアウト型ではなく、マーケットイン型の顧客創造であったり、留学生の積極登用であったりが紹介されています。

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